2022年10月1日(土)より、K's cinema他、全国順次公開!
「薄氷のドーヴ」:浅沼直也、「you」:野本梢、「再演」:土屋哲彦、「いろとりどりの」:加藤大志
未来は常に白紙だ。
俳優の俳優による俳優のための映画製作プロジェクト始動!

INTRODUCTION

俳優の俳優による俳優のための映画製作プロジェクト始動!
珠玉の短編オムニバス4本が完成!

俳優主体のクリエイティブ集団「ワークデザインスタジオ」(代表:澤田和宏・浅沼直也)が手掛ける映画製作と劇場公開を目指す取り組み『HAKUSHI PROJECT』。
ワークショップを通じて作品を製作するという、これまでとは全く異なる視点からの映画製作の手法を取り、劇場公開された際の興行収入は、それぞれの作品に関わった監督・俳優・スタッフなどに還元されるという新しい仕組みとなっている。
正に「俳優の俳優による俳優のための」映画作りが実現した。そしてこの企画から生み出された作品群が、次世代映像産業の導入及び若手クリエイターの輩出を目指す彩の国ビジュアルプラザのインキュベートオフィス入居者向け支援プログラム「創る・魅せるプロジェクト」による上映支援を受け、このたび劇場公開される運びとなった。



本作は4人の監督たちが紡ぐ短編映画で構成されている。
1本目は、浅沼直也がメガホンをとった『薄氷のドーヴ』。余命を宣告された一人の男性とその内縁の妻とのミステリアスな関係を描いた作品。
2本目は、悶々とした気持ちを抱えた人々を描いた『you』。メガホンをとったのは、2021年8月に公開された長篇映画『愛のくだらない』が田辺・弁慶映画祭でグランプリと映画.com 賞の W 受賞を果たした野本梢。
3本目は、感染症の流行で演劇祭が中止になり部員たちがバラバラになってしまった“あの日”を再現した作品『再演』。メガホンをとったのは、『惡党と物書き』『闇金ドッグス』など数多い作品を監督、映画だけでなく CM やプラネタリウム作品など様々なジャンルでの映像を演出している土屋哲彦。
4本目は、売れない芸人を主人公に描く『いろとりどりの』。メガホンをとったのは、2015年監督作『きらわないでよ』でショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015をはじめ多くの映画祭に入選、受賞を果たし、国内外で評価を博した加藤大志。


先の見えない時代にもがき苦しみながら創作を続けた俳優と監督たちの記録が、珠玉の短編オムニバス映画として完成した。
正に「明日は、まだ白紙」――。明日のことなんて、誰もわからない。だから、今を生きる――。

薄氷のドーヴ

<STORY>

末期がんを宣告された大道芸人の晋也は、自分の余命を悟り、同棲している芽衣と入院するまでに別れようと決心している。生きる気力を持ってもらう為に晋哉を勇気づける芽衣。大道芸人らしく最後は芽衣を笑顔にしたい晋哉。2人の最後の時間が始まる。

上映時間:30分
【監督】浅沼直也  【脚本】西貴人・浅沼直也
【キャスト】澤田和宏、鈴木タカラ

you

<STORY>

専業主婦の妻に仕事の大変さを理解してほしい夫。結婚を目前として性の揺らぎに気づく彼。好きな人の想いに嫉妬する男友達。悶々とした気持ちを抱える彼らは、心と身体が入れ替わるプロジェクトに参加する。

上映時間:33分
【監督】野本梢  【脚本】野本梢
【キャスト】森戸マル子、澤田和宏、卯ノ原圭吾、中村更紗、かんた、大塚康貴、宮中麻衣、鈴木タカラ、折笠慎也、中村雄貴、吉岡優希、璃音、下京慶子、堀さやか、園山敬介、井内友理恵

再演

<STORY>

同級生・古屋の死をきっかけに、元演劇部の男女が15年ぶりに再会。廃校となった母校に集まった彼らは、古屋が残した脚本を囲んでいる。それは感染症の流行で演劇祭が中止になり、部員たちがバラバラになってしまった“あの日”を再現した物語だった…が、その結末は……。

上映時間:24分
【監督】土屋哲彦  【脚本】山本タカ・土屋哲彦
【キャスト】中村更紗、卯ノ原圭吾、園山敬介、堀さやか、鈴木タカラ、かんた、宮寺貴也、森戸マル子、澤田和宏、大塚康貴、井内友理恵、璃音、吉岡優希、宮中麻衣、佐々木穂高、小池舞、宮地大介

いろとりどりの

<STORY>

売れない芸人の涼に出会い、白黒の日々が色づいたような気がした。つまらないお笑いライブも目の見えない葵にとってはそれを聞くのが唯一の楽しみだった。涼を養う葵。売れる気配のない涼にトリオの誘いが舞い込む。

上映時間:33分
【監督】加藤大志  【脚本】加藤大志
【キャスト】佐々木穂高、中村更紗、澤田和宏、卯ノ原圭吾、璃音、井内友理恵、森戸マル子、園山敬介、宮寺貴也、大塚康貴、中村雄貴、堀さやか、鈴木タカラ、吉岡優希、宮中麻衣、田中麻友、小池舞、大木菜摘、藤生眞有

STAFF

薄氷のドーヴ

監督:浅沼直也

<プロフィール>
1985年生まれ、長野県出身。東放学園映画専門学校卒。東放学園学校校長賞受賞。主な監督作として映画『HeartBeat』、短編映画『鉄馬と風』、映画『一円の神様』などがある。香港インディペンデント短編映画&ビデオアワード映画祭など数々の映画祭に入選、上映される。また短編映画『冬が燃えたら』では、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017短編部門で最優秀作品賞を受賞。最新作『イソップの思うツボ』は、全国100館規模で劇場公開された。

<本プロジェクトについて>
「映画を作りたいね」と友人が言った。そこから”H A K U S H I”で映画が生まれていった。
でも今、無責任を承知で正直に言えば、このプロジェクトに疑問を持っています。果たしてこの企画の生み出し方はこれからの世の中に必要とされ続けていくのか。
社会と俳優を繋ぎ、ギャランティ形態や映画創りを変える実験はどうなるのか。
まだ答えは出てはいないし、批判もされるかもしれないし、馬鹿にされるかもしれない。そしてそもそも答えなんてないのかもしれない。
それでも、手探りで、手作りで、手弁当でクランクアップを目指しました。
友人が言った「最高の映画ができたね、公開したいね」と、満面の笑みで。
沢山の方に協力して頂き、本当に感謝です。

<本作について>
余命ものとか、漠然と避けていた。死というのは自分にとって他人事だった。
しかし、親父が視力を失った。
体の機能の一部を失うという事と、いずれ訪れる死を突きつけられた時に、神様に「どうしますか?」と言われたような気持ちになった。
そんな事と、コロナの状況も重なり「いずれ終わる日々をどう過ごすか」を今回のテーマに選びました。
出演者は二人ですが、多くの思いを頂き完成しました。感謝を込めて。

you

監督:野本梢

<プロフィール>
山形県生まれ。学習院大学文学部卒。NCWにて映像制作を学ぶ。長編映画『愛のくだらない』が田辺・弁慶映画祭でグランプリと映画.com 賞の W 受賞、2021年8月に劇場公開された。

<コメント>
企画の開始が予定より2ヶ月早まり、お話の想定も脚本もないまま突入したのですが、かえってその模索が製作兼俳優部の皆さんを知る機会に繋がり物語に膨らみを与えました。自身の経験のみに頼らず、相手を想像する、慮るということは芝居に限らず必要だと思います。そしてそこから自分が見えることもあるかも。不機嫌なあなたのことも、私のことも愛せる映画になっていたら嬉しいです。

再演

監督:土屋哲彦

<プロフィール>
1978年、愛知県生まれ。上京後、助監督として経験を積み、二十代中頃からMV制作を始める。現在は、映画・CMやプラネタリウム作品まで、様々な映像を演出している。2021年には宮本亜門が総合演出するリーディング演劇を映像化した『日本一わきまえない女優スマコ』を監督。その他の主な作品に、『闇金ドッグス』、『RUN!3films』、Amazon ドラマ『JO1ショートプログラム』『福岡恋愛白書14』などがある。

<コメント>
コロナ禍で、映画も演劇も不要不急って言われた。強く反論したいのに出来なかった。表現することの意味とか、それまであまり考えなかったからだ。だから考えた。表現する行為は、過去を見つめ直して、別の未来=希望を、創り出せるはずだ!と、思うに至った。その想いが物語になり、ワークショップでの俳優達との出会いを経て、一風変わった映画になりました!出演のない俳優も現場を支えて、皆で作り上げたとても大事な作品です。

いろとりどりの

監督:加藤大志

<プロフィール>
1982年、群馬県生まれ。2015年監督作『きらわないでよ』でショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015をはじめ多くの映画祭に入選、受賞を果たし、国内外で評価を博す。最新作は、2020年の吹越満、福田麻由子出演作『シャフリヤールの昼と夜』になる。その他、カメラマンとしても活躍している。

<コメント>
2ヶ月というワークショップ期間で対話とテストを繰り返す中で、難しい題材を見事に演じきったと思います。
失敗を恐れず挑戦し続ける俳優たちの姿に感化され、無意識のうちにチャレンジする作品になっていったのかもしれません。
俳優たちの全力に、全力で応えました。
その結果できた作品はとても素晴らしいものになったと思っています。